2012年12月26日水曜日

AdStir RTB Exchange APIに関する記事

モーションビートのAdStir RTB Exchangeに関して、興味深い記事を発見。


APIを構築することで、これまでRTB実装に1~2か月程かかっていた仕様合わせ等の工数を減少せる事が出来るとの事。

以下は勉強になった箇所と図を抜粋

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bidリクエストに関しても、基本はOpen RTBに準拠していますが、DSPごとに独自の情報が追加されるなど、拡張されていることが多いため、それに伴う改修、連携テストに時間が掛かります。転送量も、接続対象のDSPを増やすたびにbidリクエストを送信する対象が増えるので、単純計算でトラフィック量が比例して増加します。

Open RTBの仕様ではbidリクエストごとに配信除外対象を送るようになっていますが、日本のDSPの場合、配信対象の情報を毎時などの頻度で事前にやり取りすることが多いです。粒度はDSPによってカテゴリ単位やキャンペーン単位、原稿単位と異なっており、やり取りするデータ構造も異なっています。カテゴリはDSPごとに種類が異なるため、お互いが使用しているカテゴリをマッピングさせる必要があります。


図:DSPを増やすたびに配信毎のトラフィックが増える

図3 DSPを増やすたびに配信毎のトラフィックが増える

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このマッピングが凄い大変な作業なんだよなぁ…。
SSP側では膨大に増えるトラフィックを裁くという観点からインフラは特に重要なのだが、現状の市場ではその投資に見合うだけの取引が無い(特にスマホ)は推測される。
(なので、モーションビートは大赤字なのだろう。)

あと、「複数のDSPと接続している場合、各DSPからのbidレスポンスを一定時間(AdStirでは120ms)待つ必要がある」というのは、業界標準なのかな?
確か、RTBreq/resは100msだった気がする
(マイクロアドやフリークアウトに0.1秒以内にRTB処理されると謳っていたと記憶)

※12/26追記
スケールアウト上野氏によると、オークション期間は200msとのこと
(参照記事こちら
なので、DSP側のリクエスト~入札完了(勝者決定)までが100msかと推測。


このAPIって考え方は来年以降もっと浸透していきそうな気がする。





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